悪戯好きの妖精たち
秦 寛博 著 健部伸明 監修 平尾 香 イラスト
本体1,200円 B6判 215頁
ISBN4-7753-0169-1 2003年6月20日
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ドビーも妖精だ!
『ハリー・ポッター』に登場する「屋敷しもべ妖精」のドビー。
見た目の愛くるしさ!? と天然系の性格で人気のキャラクターですが、このドビー、原作では House-elf (ハウスエルフ)と呼ばれる種族で、大きな家のさまざまな用事をするということになっています。
ハウスエルフは作者J.K.ローリングさんが創作したものと思われますが、西洋にはその源泉となるたくさんの妖精たちがいます。
家の手伝いをしてくれる妖精ではイギリスの「ブラウニー」や「ホブゴブリン」、ロシアの「ドモヴォーイ」などが有名です。小さくて働き者の妖精たちです。彼らがドビーの元ネタになっているのです。
恐い妖精もいます。もちろん美しい妖精は大勢います。女性も男性も飛び抜けて美しいために人間との色恋話しはたくさん残っています。
ふつう妖精といってイメージするのはディズニーアニメ『ピーター・パン』に出てくるティンカー・ベルのような、背中に蝶やトンボの翅(はね)が生えた小さなものたちでしょう。
でも、彼ら彼女らは、海に山に里に家に、どんなところにもいる人間の隣人ともいうべき存在なのです。
●目次
第1章 麗しの乙女たち
○愛らしい花の精――フェアリー
○幸運をもたらす小妖精――ピクシー
○常若の国の住人――シー
○北欧の白い輝き――エルフ
○美しく高貴なエルフ――ハイエルフ
○情熱の黒き女王――モルガン・ル・フェイ
○運命を操るフェイ――湖の貴婦人
第2章 あやかしの淑女たち
○湖の乙女――グウレイグ
○アザラシの皮を纏った淑女――セルキー
○ドイツの水の精――ニクシー
○水界の王女――ウンディーネ
○ギリシアの乙女――ニンフ
○木に宿る美しいニンフ――ドリュアス
○麗しき情熱の風――シルフィード
○シェイクスピアの嵐の精――エアリアル
第3章 畏ろしい妖精たち
○寝物語の人食い鬼――バグベア
○眠りへ誘う小さな老父――ザントマン
○甘く淫らな悪夢――淫魔
○死を予告する首なしの騎士――デュラハン
○魔女になった青い妖婆――ハッグ
○血に飢えた赤帽子――レッドキャップ
○機械に憑かれたイタズラもの――グレムリン
第4章 家の守護霊たち
○家事好きの茶色さん――ブラウニー
○寂しがり屋のブラウニー――ボガート
○働き者の家憑き小人――ホブゴブリン
○間抜けなホブゴブリン――ボギー
○魔女の使い魔――インフ
○オチコボレた家憑き妖精――ボーグル
○家を守るスラヴの守護精霊――ドモヴォーイ
○不幸を知らせるドモヴォーイ夫人――キキーモラ
○貴人の死を予告する老婆――バンシー
○家事を手伝うドイツのホブゴブリン――コーボルト
○サンタクロースになった北欧の小人――ニス
○けちんぼな片足靴屋――レプラホーン
○鉱運をもたらす妖精坑夫――ノッカー
○ドイツの妖精鍛冶屋――ツヴェルク
○黄金好きの匠――ドワーフ
○サムワイズ・ギャムジーの冒険――ホビット
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